フォークリフトの種類と各種必要な資格・免許とは?動力源による分類も紹介_サムネイル画像

この記事はこんな方におすすめ

  • フォークリフト種類・特性などを知りたい方
  • フォークリフトごとの取得免許を知りたい方
  • フォークリフトを導入検討されている方

フォークリフトは、現場の環境や作業内容によって、必要な機能やタイプが大きく異なります

この記事では、代表的なフォークリフトの種類を画像付きで解説し、それぞれの特徴から最大荷重量、必要な資格・免許、さらには購入の際には知っておくべきフォークリフトの動力源やタイヤの種類・性能まで、わかりやすくまとめてます。

フォークリフトの導入を検討している企業担当者やフォークリフトオペーレーターに興味関心がある方は要チェックです。

フォークリフトの種類(画像アリ)・機能

フォークリフトと一口に言っても、その種類や性能、必要な資格は実に多様です。
現場の業務内容や環境に合った機種を選ばなければ、作業効率の低下や事故の原因にもなりかねません。

ここでは、代表的なフォークリフトの種類やその特徴などを画像付きでわかりやすく紹介します。

また、フォークリフトに必要な資格・免許の詳細については下記の記事をご確認ください。

フォークリフトの操作に必要な資格とは?条件・講習や試験の流れ・費用について詳しく紹介

機種名

特徴・機能

最大荷重(t)

価格帯

免許・資格

カウンターバランスフォークリフト

後部の重りでバランスをとり、屋外や広い場所での作業に適する

1~8t

約300万円~500万円

1t以上:技能講習

1t未満:特別教育

リーチフォークリフト

フォークが前後に伸びる。小回りが利き、狭い倉庫に最適

1~3t

約250万円~400万円

ウォーキーフォークリフト

歩行操作型で狭い店舗やバックヤードでの軽作業に向く

0.5~2t

約50万円~150万円

サイドフォークリフト

側面のフォークで長尺物を安全に搬送。狭い通路でも活躍

3~20t

約800万円~3000万円

オーダーピッカー

人がフォークと共に昇降し高所の棚から荷物を取れる

0.5~1.5t

約300万円~800万円

マルチディレクショナルフォークリフト

全方向に移動可能で長尺物や狭所作業に最適

2.5~10t

約1000万円~3000万円

ターレット型フォークリフト

立ち乗り型で回転ハンドルにより小回りが利く

1~2t

約100万円~300万円

↓↓ 特定用途向けフォークリフト ↓↓

機種名

特徴・機能

最大荷重(t)

価格帯

免許・資格

テレハンドラー(テレスコピックハンドラー)

多目的対応型でブームに様々な装備を装着可能

2.5~20t

約1000万円~5000万円

大型特・技能講習(用途に応じて他資格も必要)

ハンドパレットトラック

手動操作でシンプルな構造。バッテリー不要

1~3t

約3万円~15万円

原則不要(安全教育が必要な場合あり)

電動スタッカー

電動で荷物の上下が可能。パレット作業向き

0.5~2.5t

約20万円~150万円

1t以上:技能講習

1t未満:特別教育

リーチスタッカー

大型コンテナの積み下ろしに特化した重機

40~50t

約8000万円~2億円

大型特・技能講習(用途に応じて他資格も必要)

 

フォークリフト種類(6種)

1.カウンターバランスフォークリフト

※画像はAIで作成したものです。

■機能・特徴:

 最も一般的なフォークリフトで、車体の後部に重り(カウンターウェイト)を積むことで、フォークで持ち上げた荷物とのバランスを取ります。

 安定性が高く、屋外での作業や、比較的広い場所での荷役作業に適しています。

■最大荷重量:1~8トン

  •  最も普及しているのは1.5トン~3.0トンクラス
  •  大型のものでは10トンを超えるモデルあり。

■価格帯:約300万円~500万円程度(※荷重量2.5トンクラスの価格帯)

■必要資格・免許:

  •  ・最大荷重1トン以上:フォークリフト運転技能講習
  •  ・最大荷重1トン未満:フォークリフト運転特別教育

  ※公道を走行する場合は別途、普通自動車免許または大型特殊自動車免許が必要。

2.リーチフォークリフト

リーチフォークリフトの画像※画像はAIで作成したものです。 

■機能・特徴:

 フォークを前後に伸ばすことができるのが最大の特徴です。

 車体がコンパクトで小回りが利き、狭い倉庫や通路、高い棚への荷物の出し入れに非常に適しています。

■最大荷重量:1~3トン

  •  最も普及しているのは1.0トン~2.0トンクラス

■価格帯:約250万円~400万円以上(※荷重量1.5トンクラスの価格帯)

■必要資格・免許:

  •  ・最大荷重1トン以上:フォークリフト運転技能講習
  •  ・最大荷重1トン未満:フォークリフト運転特別教育

3.ウォーキーフォークリフト(歩行型フォークリフト)

ウォーキーフォークリフト(歩行型フォークリフト)の画像※画像はAIで作成したものです。 

■機能・特徴:

 オペレーターがフォークリフトの後ろを歩きながら操作するタイプです。

 非常にコンパクトで、狭い場所や店舗のバックヤードなどでの軽作業に適しています。

■最大荷重量:0.5トン~2.0トン

■価格帯:約50万円~150万円以上(※荷重量1トンクラスの価格帯)

■必要資格・免許:

  •  ・最大荷重1トン以上:フォークリフト運転技能講習
  •  ・最大荷重1トン未満:フォークリフト運転特別教育

4.サイドフォークリフト(サイドローダー)

サイドフォークリフト(サイドローダー)の画像※画像はAIで作成したものです。

■機能・特徴:

 フォークが車体の側面についており、荷物を車体の横に抱え込むようにして運ぶことができます。

 主に長尺物(木材、パイプ、鋼材など)の運搬に特化し、狭い通路でも長尺物を安全に運搬できるのが大きな特徴です。

■最大荷重量:3トン~20トン

■価格帯:約800万円~3000万円

■必要資格・免許:

  •  ・最大荷重1トン以上:フォークリフト運転技能講習
  •  ・最大荷重1トン未満:フォークリフト運転特別教育

  ※公道を走行する場合は別途、大型特殊自動車免許が必要。

5.オーダーピッカー

オーダーピッカーの画像※画像はAIで作成したものです。

■機能・特徴:

 オペレーターがフォークと一緒に上昇し、高い棚から直接荷物(商品)をピッキングできるフォークリフトです。

 物流倉庫などで、多品種少量の商品を効率的にピッキングするために使用されます。

■最大荷重量:0.5トン~1.5トン

■価格帯:約300万円~800万円程度

■必要資格・免許:

  •  ・最大荷重1トン以上:フォークリフト運転技能講習
  •  ・最大荷重1トン未満:フォークリフト運転特別教育

  ※高所作業車としての資格が別途必要になる場合もあり。

6.ターレット型フォークリフト

※画像はAIで作成したものです。

■機能・特徴:

 ハンドル部分が回転すること(ターレット)で、非常に小回りが利くのが特徴です。

 主に狭い倉庫や工場内で、パレット単位の荷物を運搬するのに使われます。

■最大荷重量:1~2トン

■価格帯:約100万円~300万円

■必要資格・免許:

  •  ・最大荷重1トン以上:フォークリフト運転技能講習
  •  ・最大荷重1トン未満:フォークリフト運転特別教育

  ※高所作業車としての資格が別途必要になる場合もあり。

特定用途向けフォークリフトの種類(5種)

1.マルチディレクショナルフォークリフト

マルチディレクショナルフォークリフトの画像※画像はAIで作成したものです。

■機能・特徴:

 車輪が90度回転するなど、様々な方向に移動できる特殊なフォークリフトです。

 前後左右、斜め、その場での回転など、自由自在な動きが可能で、狭い場所での長尺物の取り扱いや、複雑なレイアウトの倉庫での荷役作業に威力を発揮します。

■最大荷重量:2.5トン~10トン

■価格帯:約1000万円~3000万円以上

■必要資格・免許:

  •  ・最大荷重1トン以上:フォークリフト運転技能講習
  •  ・最大荷重1トン未満:フォークリフト運転特別教育

  ※高所作業車としての資格が別途必要になる場合もあり。

2.テレハンドラー(テレスコピックハンドラー)

テレハンドラー(テレスコピックハンドラー)の画像※画像はAIで作成したものです。

■機能・特徴:

 伸縮するブーム(腕)の先に、フォークだけでなくバケットやクレーンフックなど様々なアタッチメントを取り付けて使用できる多目的車両です。

 建設現場や農業、災害現場などで、高所への資材運搬、土砂の積み込み、吊り上げ作業など、幅広い作業に対応できます。不整地走行に強く、屋外での使用が主です。

■最大荷重量:2.5トン~20トン

■価格帯:約1000万円~5000万円以上

■必要資格・免許:

  •  ・大型特殊自動車免許(公道走行および車両の運転)
  •  ・フォークリフト運転技能講習証(フォークを使用する場合)
  •  ・移動式クレーン運転士免許(クレーン作業を行う場合)
  •  ・車両系建設機械運転技能講習証(バケットなどを使用する場合)
  •  ・高所作業車運転技能講習証(高所作業を行う場合)

  ※作業内容に応じて複数の資格が必要。

3.ハンドパレットトラック(ハンドリフト)

ハンドパレットトラック(ハンドリフト)の画像※画像はAIで作成したものです。

■機能・特徴:

 手動でパレットを地面から少し持ち上げ、人力で移動させる最もシンプルな荷役機器で、動力を持たないため、バッテリー充電や燃料補給が不要です。

 狭い場所や短距離でのパレット移動、トラックの荷台への積み下ろしなどに使われます。

■最大荷重量:約1~3トン

■価格帯:約3万円~15万円

■必要資格・免許:

 ※原則として不要。ただし、企業によっては安全教育を義務付けている場合もあり。

 

4.電動スタッカー

電動スタッカー※画像はAIで作成したものです。

■機能・特徴:

 電動モーターでフォークを上下させ、荷物の上げ降ろしができる荷役機器です。

 ハンドパレットトラックにリフト機能が加わったようなイメージで、手動で移動させながら、電動で荷物を昇降させます。

 主に倉庫内で、パレット単位の荷物を棚に積み上げたり、トラックに積み込んだりするのに使われます。

■最大荷重量:0.5~2.5トン

■価格帯:約20万円~150万円程度

■必要資格・免許:

  •  ・最大荷重1トン以上:フォークリフト運転技能講習
  •  ・最大荷重1トン未満:フォークリフト運転特別教育

5.リーチスタッカー

リーチスタッカーの画像※画像はAIで作成したものです。

■機能・特徴:

 コンテナターミナルなどで、大型コンテナを積み重ねたり、トラックや鉄道車両に積み下ろしたりするために特化した、非常に大型の荷役機械です。

 ブームを伸ばしてコンテナを掴み、高くまで持ち上げることができます。非常に重いコンテナを扱うため、安定性とパワーが求められます。

■最大荷重量:40~50トン

■価格帯:約8000万円~2億円程度

■必要資格・免許:

  •  ・大型特殊自動車免許(公道走行および車両の運転)
  •  ・フォークリフト運転技能講習証(フォーク機能を使用する場合)
  •  ・移動式クレーン運転士免許(コンテナを吊り上げる場合)

  ※港湾での特殊な資格が必要になる場合もあり。

フォークリフトの動力源

車のエンジンの画像
フォークリフトは、エンジン式やバッテリー式など多様な動力源を持つ点が大きな特徴です。

動力源の違いによって、作業環境や用途に応じた最適な機種選びが可能となり、物流現場のさまざまなニーズに柔軟に対応できるのです。主な動力源をご紹介していきます。

バッテリ式 (蓄電池式)(FB)

バッテリ式は、電動モーターを使用して駆動するため、排気ガスが発生せず環境に優しいのが特徴です。

主に屋内での作業や食品工場などクリーンな環境が求められる場所で活躍します。静音性にも優れており、騒音を抑えたい現場でも重宝されます。

ただし、充電ステーションの設置や予備機の確保といった対策が重要になります。

エンジン式(内燃機関)

エンジン式は、ディーゼルやガソリンを燃料とする内燃機関で駆動します。

強力なトルクが得られ、大型の荷物を扱う際や長時間連続稼働が求められる場合にも安定したパワーを発揮します。

また、不整地でも高い走行性能を持ち合わせているため、建設現場や港湾など多様な環境で使用されています。

排気ガスが発生するため、屋外での使用に適しています。

ハイブリッド式

ハイブリッド式は、電動モーターと内燃機関を組み合わせた駆動方式で、高い効率性と環境性能を実現しています。

これにより、エンジンの負荷が軽減されるため、燃料消費量や排出ガスが抑えられ、エンジン式同様に安定したパワーと長時間稼働が求められる作業現場でも効果的です。

また、バッテリー式同様に静音性にも優れているため、騒音規制のある地域でも使用しやすくなっています。

ただし、その複雑な構造からメンテナンスには専門知識が必要となり、一部では専用の資格取得も求められることがあります。

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